iPhoneは5Sから64bitになりましたが、64bit環境だとNSIntegerの値が異なります。
型 | 32bit | 64bit |
---|---|---|
long | 4 | 8 |
size_t | 4 | 8 |
NSInteger | 4 | 8 |
CGFloat | 4 | 8 |
このため、
NSInteger count=1;
NSLog(@”NSInteger count = %d”, count);
といったプログラムを組むと、64bit環境で実行しようとすると
ViewController.m:122:86: Values of type ‘NSInteger’ should not be used as format arguments; add an explicit cast to ‘long’ instead
のようなエラーが出力され、%ldに訂正するようにXcodeに勧められます。
しかし、
NSInteger count=1;
NSLog(@”NSInteger count = %ld”, count);
のように訂正すると、今度は32bit環境で実行した場合にエラーになります。
対策として、32bit/64bit両対応にするには、
NSInteger count=1;
NSLog(@”NSInteger count = %zd”, count);
と「z」を付けると両対応できるようです。